面接で涙するシングルマザーナース

私が転職のお手伝いをさせてもらった看護師さんでシングルマザーの看護師さんも多かったです。
そんなシングルマザーの方とお話をさせてもらったり、受け入れ側の病院担当者の話を聞いていて感じたことをまとめています。
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■なぜ看護師さんはシングルマザーが多いのか?

 

私が転職のお手伝いをさせてもらった看護師さんでシングルマザーの看護師さんはとても多かったです。
なかには、別居中だったり、離婚調停中だったりでそういった相談をして方も結構います笑
職種別にみると看護師さんの離婚率は高いだろうなと根拠はないのですが、感じています。
離婚自体はよくないことだとは思うのですが、看護師さんの場合は、離婚ができてしまうという言い方もできるのではないかと思っています。その要素はたくさん絡み合っていると思うのですが、私なりにまとめたのが3つです。
 
・経済面
看護師さんの年収は高いです。一般の女性に比べてというよりも、一般的な男性と比べても高いと思います。そりゃあ国家資格を持って、生死に関わる医療の現場で働いているんだから当たり前だと思います。旦那の収入がなくても一人で子供を育てていけるだけの経済力があるのです。一般職の女性が離婚を考えとしてもやはり自分が子供たちを食べさせて行かないといけないということを考えるのでなかなか踏み切れないというのもあるのかもしれません。
 
・優しい性格
看護師になろうと思って実際に勉強をして資格を取っている、そこから医療現場で働いている方。強さと優しさを兼ね備えている方でないとできない仕事だと思います。そんな女性なので、ホスピタリティが高い方が本当に多いと思います。私が話をさせてもらった看護師さんでも、なんでそんな男に引っかかってしまったのかと思うことがよくありました。いわゆるダメ男ですね。これは、そういう男性を惹きつけてしまうような性格ということもあるのかもしれませんが、そもそも男性側の問題だと思います。
 
・不規則な勤務
収入が高いということはそれなりの価値ある仕事をしている訳で、勤務についても精神的にストレスのかかる医療現場且つ勤務時間も不規則となれば、どうしても旦那さんとのすれ違いだったり、喧嘩なんかも増えてくるのではないでしょうか。
私も母親が看護師でしたので、夜勤でいない夜もありました。そういった時は父親が晩御飯を買ってきて(作りはしません)妹と一緒に食べていたことをよく覚えています。
 
■シングルマザー優先の家族寮
某病院の看護部長はシングルマザーでした。そんなに規模の大きな病院ではないのですが、3人の子供を育てながらパートで復帰した病院で今や看護部長です。離婚の詳細までは知らないですが、その看護部長さんがいつも言われるのが、「働く女性を支援するための環境を提供してあげたい」ということでした。
その具体的な環境として、24時間託児所と家族寮というのがとても恵まれていました。
託児所は園長を自ら行っていて、子供たちの歌の発表会なんかにはちゃんと出向いてメダルを上げるとか子供たちのためにヒノキを使った施設にしたいとかそういった託児所を月15,000円という破格の利用料金で提供していました。ちなみに周囲の総合病院では月30,000~40,000円というのが平均ですのでこれは利益度外視で福利厚生の一環と仰っていました。
家族寮についても、最近新しく建てられたのですが、引っ越してくる家族もしくはシングルマザーの家族に限定して家族寮を提供しています。ご自身が苦労された同じ想いを従業員にはさせたくないという想いを形にしているのがこの家族寮に24時間の託児所です。
こんなことを面接でお話されるので面接中に涙される看護師さんもよくいらっしゃいました。
各地域にこういった環境の病院が増えるといいですね。
 
■看護師に誇りを持って働いている
シングルマザーで働かれている方は誇りを持って看護師をしている方が多い印象でした。
もちろん、看護師さんはみなさん誇りを持っていらっしゃるのですが、シングルマザーの方との話で子供のために働くということは前提であるのですが、そのために自分が看護師としてワクワクと働いていないといけないという想いを強く感じました。
自分の仕事をお子さんに誇れる。子供に背中を見せているような言動が私はとても好きでした。
子供のために、まずは自分が輝かないといけないというような発言があるので、私自身がいつも刺激をもらっていました。
 
■さいごに
これは、シングルマザーに限ったことではないのですが、日本の労働力、生産性を上げるためには、女性の社会進出が必要ということなのであれば、
先にあげた某病院のように24時間の託児所だったり、学童保育だったり、もっと女性が活躍できる環境作りに取り組んでいけば、結果として看護師不足も少し解消されて”ワクワク”と働ける医療従事者も増えてくるのではないでしょうか。